精神科の実習では思わぬことが起きてびっくりしました

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看護師の実習での思い出 精神科実習

 

もう、随分昔、私も看護学生でした。その頃の思い出をつづりたいと思います。

 

そのころお世話になった精神科実習では開放病棟でした。
一人の看護学生が一人の患者さんを受け持ちます。

 

生徒によっては開放で元気な患者さんを受け持つ人と、重症で閉鎖にいる人を受けもつ人がいて、重症度が個々に違いました。

 

受け持ち患者さんはもちろん学校の先生が割り当てるんですけど、なぜか同じ班でもいつも重症を受け持つ人と軽症を受け持つ人(私ですけど)になぜか分かれて、いつも重症を受け持つ友達はレポートの量が半端なく多いので、いつもぼやいていましたね。

 

私の若い頃は思い込みが激しく、「精神科の患者さんが元気になれば、社会復帰が出来る」って本気で思っていました。今、年数が経ってみて、あの頃の私は青かったと思います。

 

そんな看護目標をレポートに書いて、指導者さんから「これはちょっと大きすぎる目標です」と注意を受けました。あくまでも目標なので今すぐ達成できなくても何年か先にはそうなってるのが良いと思い立てたのですが。。。確かに今振り返ると大きすぎる目標で学生らしいと思います。

 

精神科の患者さんのことを、精神的に落ち込むことがあるけど時間が経てば楽になるって誰でもあることで、若かった私は精神的な病気をそんなふうに誰でも時間が解決してくれるって思っていた気がします。

 

私が看護師として働いてきた病院は主に内科でしたが、うつの方やアルコール依存症の患者さんが入院することもあり、
なかなか精神的な病気からの脱却は難しいのだと感じるようになりました。

 

精神科の患者さんは、完治は難しいのでその人なりの「いい状態」でいられるように支援するのが目標なのかと今では思います。

 

実習での思い出は、私が受け持ったのは20代の男性の「統合失調症」の方でした。そのときはまだ「統合失調症」は「精神分裂病」と呼ばれていました。
実習生は電話帳ほどあるカルテを最初から小説のごとく読むところから始まります。

 

 

発症がいくつで家族構成はどうなのか、家族の受け入れや支援はどうなのか。
小さいときの性格。兄弟で同じような症状を持つ子はいなかったか。
今飲んでいる内服薬。薬を飲むとき拒否的な行動は見られないか。
自傷行為の有無。
外勤(病院の外での仕事)をしたときがあればその状態。
作業療法での状態。
喫煙の有無。

 

これらについて書かれています。

 

高校を卒業して一度勤めたけれど、その頃大きなストレスを抱えたとき、発症したとされていました。

 

実際受け持ち患者さんとは実習中ほとんどの時間を過ごします。検温したり、一緒に病院の外を散歩したり、薬の確認したり、作業療法として、内職のようなことを長い時間するのですがこれも一緒のように行いました。

 

症状としては幻聴があるようで作業中に何も会話していないのに笑うのが一番印象的でした。温厚で一緒に外を散歩していても不安になりませんでした。
一般の男性と何も変わらないような患者さんでした。

 

 

他の患者さんで、レクで交流した方なんですがその方がおっしゃるに「外勤行ったときですけど怖いですよ〜お前ら殺したろか〜っていきなり包丁で追いかけられるんですよ!」その言葉を聴いて、(こういう病気に見えない人がやっぱり病を抱えていらっしゃるんだな)と感じました。否定も出来ないので「そうだったんですか・・」としか言えませんでした。

 

実習は2週間で、学生と患者さんが蜜に過ごします。別の女性の受け持ち患者さんが実習のときに最後に手を離さず「行ったらだめーーーーー」とパニックに陥ったケースもありました。こういう実習生と離れるときに激しくパニックになる患者さんは他にもいらっしゃるようで教官看護師から「あまり蜜に過ごすのはやめて欲しい」と言われる人もいました。学生としてはどうしていいのか答えは今でも分かりませんが・・

 

 

精神科で働かなければ、精神的な疾患の方と深く接するのは多分学生のときだけだと思います。一般の病院ではなかなか統合失調症の方には出会いません。この頃の経験は、以後の看護師の経験でとても役立つ内容だったと思いました。相手のペースは相手のペースで尊重しつつ、こちらも自分の軸をちゃんと持ちつつ接しなければならないと思うのを学べたと思いました。

 

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